こんにちは、なべです。
前回、うつ病は甘えなのか?というテーマで記事を書きました。これはどちらかというと、うつ病じゃない周りの人に向けて書いた感じです。
今回は、うつ病を患っている人に向けて書こうと思います。周りから甘えだなんだ言われるけれど、本人が一番「自分は甘えているのではないか」と、自分を責めている。という話です。
この記事を読んで、「あぁそれなら仕方がないな」と自分を責めないきっかけになれば嬉しいです。
うつ病になりやすい性格
うつ病になる人というのは、とても真面目な人が多いです。過去記事にも書きましたが、責任感や正義感が強かったり、完璧主義だったりする人も多い・・。
普段は、何事にも力を入れて、きっちりこなして行くことができる人です。しかし、うつ病になると、何もできなくなります。
お風呂に入れなかったり、ご飯が食べられなかったり。一番ダメージが大きいのは、仕事や学校に行けなかった時です。
「周りにはしんどい思いをしている人がたくさんいる。みんな頑張っているんだ。」
うつ病の人は、上記のように考えることがあります。みんな苦労して頑張っているんだ!という考えは悪くないのですが、その後が問題なのです。
「みんなのように頑張れない、私は甘えているんだろうか・・?」
ここで、いつもの真面目で色々考える性格を発揮してしまっているのです。そう、周りにとやかく言われる前に、うつ病の人は自分を、これでもか!というくらい責めています。
時々体調が良い日があったりするとなおさらです。「元気な日もあるのに、仕事には行きたくない。これって甘いよな・・。」なんて思ったり。
前の記事でも書きましたが、これは甘えではありません。
やるべきことができない、動けない、仕事に行けないのも、甘えではありません。
うつ病はこれ以上頑張りすぎないための警告
脳が、動かないように、仕事に行けないように仕向けている、それがうつ病です。ではなぜ、脳はそのような指令を出すのでしょうか?
それは、これ以上体に無理をさせないためです。
先ほども言いましたように、うつ病になるひとは、真面目で責任感が強いです。ゆえに、頑張りすぎてしまうこともよくあります。
たくさん頑張れることは良いことです。しかし、それを続けていたらどうなりますか?倒れたり、最終的には死に至ることだってあるのです。
もうこれ以上頑張ったら、無理をしたら危険だよ!!
そう脳が伝えているのですから、もう仕方がないことなのです。何も甘えではありません。このままの生き方をしていると「ダメになるよ」という警告がうつ病です。
無理をしない、焦らない。
うつ病の人がうつ病から回復したら、もっと元気でやる気がでるし、仕事も行きたいなと思えるようになります。
なので、それまでは焦らずゆっくり休むことが一番です。たとえ仕事を休める状況になって、休みを取っていても、心は休まっていない。そういう人は多いのではないでしょうか。
もともと真面目で頑張りやの人なのですから、色々モヤモヤ考えてしまうのもわかります。そういう時があってもいいです。
ただ、「無理はしない」で欲しいなと思います。
きっとまた頑張れる時がきます。なので、焦らず行きましょう。頑張ってきた自分に、ぜひ優しくしてあげてください、自分だけでも。
今日も読んでくださってありがとうございました。
次回は、「うつ病になる前に、元に戻りたい!と思うのは違うかも・・?」というお話です。